住宅用と産業用の違いは?

 売電事業は、住宅用と産業用に分かれています。住宅用は、発電した電力をまず家庭で使用し、余った電力を電力会社が買い取るシステムです。設置するソーラー・パネルの消費出力が10kw未満の発電ではこの余剰電力買取制度が適用され、電力会社によって売電単価37.8円/kWh(2013年現在)で10年間買取を保証されます。

 一方、産業用は、発電した電力の全てを電力会社が買い取るシステムです。この全量買取制度は自分で消費した電力とは無関係に、発電したすべての電力を売電できる制度です。ただし、この買取制度が適用できるのは、設置するソーラー・パネルの消費出力が10kw以上のものだけです。電力会社は売電単価37.8円/kWh(2013年現在)で20年間買取を保証されます。

 売電単価はともに37.8円/kWhと同じですが、発電した電力のほとんどを使用してしまう住宅用に対し、全量買取の産業用の方が収入としては多く、買取期間が長いのも魅力です。

アグリ・ソーラーゆう